ご機嫌よう
一目惚れという言葉があります
惚れる対象は探すものではなく
出会うものですね
今回は理想と出会うことがスキーにとって大切だというお話です
私がスキー界に入ったのは18歳の頃です
小さい時からスキーはしていましたが
スキー教師の道に踏み込んだのがその頃です
その時に私はいっきに目の前に衝撃的な人たちを迎えました
そのスクールの先輩方です
私以外の6人の先生たちが私に衝撃を与えたのです
上手いか下手かの判断なんて私にはできませんでした
でも
「あ〜・・できたら この人たちになりたい」と思いました
この人たちみたいに ではなく この人になりたい と思ったのです
私はラッキーだったのでしょう
その後憧れたのが
オーストリアの国立スキー学校の フランチェスカさんという女性でした
やはり私は「フランチェスカになりたい」と思っていました
自分のことを「フランチェスカ直子」と言ってもたりしていました
キリがないですね
私は自分がどのレベルかなど考えもせず
数々の理想と出会うことができました
ゲオルグさんやルディーさんと一緒に滑ることもあり
私はルディーのシュテムターンを見て痺れました
本物のシュテムターンを見てしまったのです
おかげで今の私がいるようなものです
キリがないですね
スキーは所詮遊びです
理想は高く持って遊びまくらねばなりませんね
できたら「良い理想」と出会えたらいいですね
理想=完成図 です
大きな完成図を持ってから練習に取り掛かるのが良きと思っています
中には「練習が好き」という人もいます
ゴルフで言うと
コースに出るよりも打ちっぱなし場で打ってるのが好き と言う人です
でもやはりスキーは「スコア」もないし
良し悪しは自分で決めるしかないのです
思い描いていた完成図と少しずれていても構わないので
「なりきって」喜べるのが楽しいのではないかと思いますね
もし横に「すご〜い!カッコええんちゃうん!」って褒めてくれる人がいたら
最高ですね
※画像はだいぶん前ですが私が理想通りに滑ることができた時のものです
気持ちよかったです
「木を見て森を見ず」ではスキーの女神様には出会えないのです
「練習はしても完成図がない」では迷子のスキーヤーになってしまうでしょう
皆さんが良い理想と出会えますように
ご機嫌よう
また会いましょう
次回第4話は「ルディーのシュテムターン」の予定です
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